2011年4月27日水曜日

福島原発に対する技術者の思い

個人的に今回の震災や、福島原発のことがとても気になっているので、常にネットで東電の会見をライブで見るようにしています。

そこで知った勇気ある年老いた技術者の話を紹介します。

70歳を過ぎたこの男性は、東大卒の元技術者で住友金属工業で従事していたれっきとしたエンジニアの方です。

今は退職してボランティア活動に頑張ってきた人ですが、今回の福島原発事故後、常にそこで事故処理として命を張って、働く若き東電の社員や関係会社の方を心配してきたそうです。

でも彼の目から見て、今の福島原発は、どうがんばっても、最終的には、人の手で、危険を冒してでも行わなくてはならない仕事があると、感じているそうです。

そして、今でも被爆し続けている日本国民、特に子供たちの将来を憂慮して、ぜひここは一線を退いた年代の技術者たちに、原発で働くことを呼びかけています。

まさに今行われている、そしてさらに危険でもあろう、命がけの仕事を、将来のある若い世代ではなく、自分たちのような年老いた人が率先して行うべきた、と呼びかけていることに、ただただ、感動してしまいました。

ちなみに彼のホームページです。

特攻隊のような、アルマゲドンのエンディングのような、そんな悲しい最後は絶対に起こってはいけませんが、こういった方々の熱い行動は、本当に頭の下がる気持ちでいっぱいです。